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【Review】iZotope「Trash」レビュー(究極の歪みを与えるクリエイティブなディストーションプラグイン・無料プラグインTrash Liteとの違いについて・機能と使い方・評価・セール情報)

2024年4月21日日曜日

DTM製品レビュー

【Review】iZotope「Trash」レビュー(ディストーションプラグイン・無料版Trash Liteとの違いについて・機能と使い方・評価)


製品情報

象徴的なディストーションが帰ってきた
Trash の象徴的なディストーション エンジンが人気の要望に応えて復活しました。300 を超えるプリセットとインパルス レスポンスを備えたこの刺激的な新しいプラグインで、サウンドをマングルして変化させましょう。ユニークな組み合わせをランダムに選択して、サイコロを振って創造的なブロックを克服します。Trash モジュールでは最大 4 つのディストーション設定をブレンドし、Convolve モジュールでは最大 4 つのインパルス応答をブレンドします。オーディオの特定の部分を選択した周波数帯域に分割して形成します。Envelope Followerで動きと奥行きを加え、Scream Filterでさらにカオスを加えます。不完全さを受け入れ、Trash で歪みの芸術を練習してください。 




物を壊す喜び

サウンドを新たなワープ方向に導くことも、60 を超えるディストーション プリセットを使ってマッシュアップを楽しむこともできます。Trash の同名モジュールを使用すると、直感的な XY パッドを使用して、最大 4 つの異なるディストーション設定をブレンドできます。さらに、ディストーションをモジュレーションしてダイナミクスと動きを加えます。

宇宙シミュレーション

オーディオを別の空間に送信することで、状況をさらにひねります。Convolve モジュールは、スピーカー、ラジオ時計、プレキシガラス管、ピアノのキャビネット、ブリキ缶など、300 を超える空間や物体の音響をシミュレートします。さらに、Trash の Impulse Response Loader を使用すると、独自のファイルを追加して、好きなものをエミュレートできます。一緒にブレンドして、最大 4 つの異なるインパルス応答を同時に実験します。

スペクトル全体に歪みを与える

オーディオの特定の部分を低域、中域、高域の周波数帯域に分割して形成します。スペクトルの一部にのみ少しのディストーションを追加することも、暴れまわってすべてを台無しにすることもできます。ベースギターの中音域にうなり声を追加したり、退屈なドラムブレイクの低音域を粉砕したり、ボーカルの高音に食いつきを与えたり、何でもお好みに合わせて行えます。

ダイナミックディストーション

Trash のダイナミック ディストーション機能で退屈なループにスパイスを加え、互いにブレンドしたサウンドを作成できます。この革新的なEnvelope Followerで、これまで不可能とは思わなかったサウンドを発見してください。

ブレンドしてください 

Trash と Convolve をフルミックスに適用するか、3 つの周波数帯域にわたって両方のエフェクトを内外でブレンドします。低音を歪ませ、古いラジオを通してトップエンドを鳴らして、中音域を完全に潰したいですか? ご対応させていただきます。 

予期せぬことを受け入れる 

サイコロを振って新しいアイデアを生み出しましょう。300 を超えるプリセットからランダムに選択したり、Trash と Convolve の両方の XY パッドの設定を変更したり、多数の Trash と Convolve サウンドから特定のコーナーを選択したりすることで、チャンスがあなたを新しい方向へ導きます。

悲鳴 

この自励発振ローパスフィルターを使用すると、サウンドにさらに混沌と色彩が加わります。あなたが望むなら、それは叫びます。 

抑えておいてください 

スピーカーが壊れる心配はありません。Trash は、インテリジェントなオートゲインとリミッター設定により、出力レベルを管理します。

スワップ

信号チェーン内の Trash モジュールと Convolve モジュールの順序を周波数帯域ごとに切り替えて、ディストーションと空間エフェクトの無限の組み合わせを試してください。

直感的なインターフェース

Trash の新しいユーザー インターフェイスは、できるだけ使いやすいように再設計されました。すべてが 1 つの画面上にあるため、メニューに飛び込むことなく、プレイして実験し、流れに留まることができます。

その他内容は製品ページも確認してみてください。 


無料版Trash Liteと製品版Trashとの機能の違い

iZotope「Trash」には無料で使えるTrash Liteがリリースされています。これは機能制限版問う位置づけでリリースされて無料配布されており、基本的にディストーションモジュールとオートゲイン、リミッターのみ使用できるようになっています。ディストーションモジュールで選択できるディストーションの種類も60種類に限定されてます。(無料で60種類も使えたら十分すぎる性能だとは思いますが)フルバージョンのみの機能としてはマルチバンドとモジュレーションコンボリューション、エンベロープフォロワー、フィルター機能。とは言え無料版でもディストーションのブレンドモーフィングも可能ですので侮れない性能です。





では、フルバージョンにしかできないものとは何かと言えば、フルバージョンは動的なコントロールができる点と、ディストーションの音色をコンボリューションによって変容させることが出来るという点です。無料版ですと一般的なディストーションエフェクト全般には幅広く対応できますが、ディストーションを時間軸に沿って変化させたり、他の素材の音色に変えたりといったことが出来るのがフルバージョンであり、(マルチバンド処理はどのシーンでもお呼びがかかりますが)どちらかというとよりアーティスティックな需要がありそうかもしれないです。マルチバンド不要で所謂オーソドックスなディストーションがあればよい人は無料版でも十分楽しめると思います。逆に個性的な音やEDMの聴衆を引きつけるような特殊効果をデザインしたい、そういったエフェクトが欲しい人ならばTrash一択だと思います。

機能と使い方


Trashはマルチバンドのディストーションプラグイン。このプラグインの構造を完結に要約するならば、最大3つの帯域に対し、それぞれ4つのディストーションタイプをモーフィングしたディストーションおよび、IRデータに基づくコンボリューションのモーフィングを設定できるディストーションです。これだけでもかなり柔軟性がありますね。フルバージョンは空間処理も重要な機能になっています。帯域は左右に配置された仕切りを動かすことで分割できます。XYパッドにコンボリューションおよびディストーションをロードして好きな位置にポイントを配置することで絶妙なブレンドを作ることが出来るようになっています。区分けされたマルチバンドのエリアをクリックすることでそれぞれのバンドの設定に切り替わります。Trashとコンボリューションが最大3つの帯域で異なる設定を行えるので、帯域によってステレオ幅などをかえることもできるわけです。



Trashはディストーションのモジュールで、シーソーのように支点となる周波数をスライダーで設定して、Tiltで傾けることでトーンコントロールをすることが可能。ディストーションは4種類のディストーションをそれぞれロードして、パッド上でそれぞれのミックスバランスを位置によってコントロールすることが出来ます。(ノブでバランスコントロールもできます。)フルバージョンのみの機能としてモジュレーション機能があり、パッド上でモーフィングパラメータをモジュレーションによってリアルタイムで動かすことが可能。画面中央の四角いボタンを押します。ちなみに下にみえるフィルターにもモジュレーションコントロールのための青いノブがあるのでフィルターを左右に動かすことが出来ます。さいころマークで設定をランダマイズするのもこのプラグインのディストーションなどをロードする出発点としてなかなか良い。







また、エンベロープフォロワーによって入力信号に対してモジュレーション量の操作を追従させることが出来るという点もなかなか魅力的です。モジュレーションも青い線でリアルタイムで動きが表示されるので非常にわかりやすいといえます。コンボリューションはかなりクリエイティブな機能でして、IRデータ(これは自前のデータをロードすることも可能)をミックスすることが可能ですが、60種類のデータがプリインストールされており、缶のような音響特性から猫といった動物系までそろっており、サウンドを単にリバーブのように空間処理するだけでなく、ディストーションを動物の声のようなサウンドに変えてしまうことすらできてしまうという狂った機能です。WidthとStereoize機能もシンプルですが、簡単操作で自然に広がるので、悪くない歓迎する機能。ちなみにコンボリューションとTrashモジュールのチェーンを並び替えることも可能。


評価

まずこの再リリースにあたって一番の恩恵は何かといえば使いやすくなったというこの一点につきます。以前の販売中止になったTrash 2は画面が細かく、複雑でお世辞にも操作性がとても良いとはいえなかったと感じております。(筆者も使っていましたが、ディストーションに特別こだわるとき以外は操作性といった観点からもマルチエフェクトプラグインのディストーションを優先して使っていた気もします。1画面に集約されておらずページの切り替えがおおいといったところも大きな違いかもしれません。)

以前のバージョンのUI



なおそこそこ負荷がありますが、やや低いスペックのPCで起きるというアナライズ中Ozone 11がすぐ落ちるといったほど現象は起きないと思います。
Trashとしてリニューアルされたことで、直感的にいじることが出来るようになったと感じています。語弊を避けないでいうならば誰でも使いやすいということになります。(少なくともNeoVerbよりも使いやすい印象があります。)キャンバスに絵具を撒くようになんとなく雰囲気で作っていけるのでアーティストフレンドリーな設計です。機能が多いですが、無理なく整理されていて他のiZotope製品やその他の製品と比較してみても非常に評価できるUI設計です。また、モジュレーション設定もモジュレーションの方向を指示するポイントをパッド上で設定するなど非常にわかりやすい。筆者としてはコンボリューションが非常に魅力の一つと感じており、マテリアルから動物、古いフィルムなど様々な音響の特性によってサウンドを変容させることが出来るのは、一般的なディストーションの枠組みを超えているといえます。また、iZotope製品の中でも理解がしやすい(画面でビジュアル表示される部分が多く、また、重要な処理のブラックボックスが少ない)プラグインだと思うので、ギターや電子音楽はもちろんですが、幅広い需要がありそうなプラグインだと感じますね。(この調子でIrish 2とTweak Breakerも復活してもらいたいところです。このクオリティなら期待したいものです。)



セール情報

発売セールが行われていますが、とりわけ前バージョンと一定の上位エディションを対象にしたクロスグレードが破格になっていると感じます。その他クロスグレードも対象になっているようなので確認してみてください。








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