YS‑Distance‑2iR (18 ch)
カテゴリ:空間処理/定位およびリバーブ
技術概要
YS‑Distance‑2iR (18 ch) は、ステレオ音場における奥行き感を創出し、仮想的な音場内に楽器を配置するために設計されたプラグインです。10のモノラルチャンネルと4つのステレオチャンネルに対応し、ジョイスティック操作による2次元(X-Y軸)での定位設定が可能です。
主な機能として、2種類のリバーブ(アルゴリズム型およびインパルス応答型)、距離に応じたパラメータの自動制御(音量、パン、周波数補正)、柔軟なセンド設定、VUメーターのキャリブレーション機能、出力ダイナミクス制御を備えています。
様々な構成に対応したバージョンが用意されていますが、macOS版にはIR(インパルス応答)読み込み機能は含まれていません。
目的と主な利点
本プラグインは音場の構築を目的としています。各楽器の幅(X軸)と奥行き(Y軸)の位置を決定し、それに応じた効果(高域カット、ステレオ幅の狭小化、レベル調整)を自動的に適用するとともに、2系統の独立したリバーブセンドを提供します。
主な技術的特徴:
単一のIRによる統一された音場。異なるIRを切り替えるのではなく、センドとY軸のオートメーションによって奥行き感を創出します。
「Proximity(近接)」機能(0~+6 dB):近接時のブースターとして機能します。
距離が離れても低域が減衰しない仕様となっており、遠くにある楽器でも元の低域バランスが維持されます。
距離に基づいた「Stage delay(ステージ・ディレイ)」。
「Stage」モードでは、Y軸(前方方向)が信号の遅延を制御します。マーカー(M_1、M_7など)を使用して、距離をメートル単位で設定可能です。
「Room curtains(部屋のカーテン)」として機能するグローバル・ローパスフィルター。単一のフィルターですべてのチャンネルの空間的な特性を制御します。
チャンネルごとのPre/Post設定。センドレベルをチャンネルの音量に連動させるか(Post)、一定に保つか(Pre)を選択できます。目的と利点(初心者向けを含む)
パン、音量、EQの手動調整を、2次元空間内での直感的な楽器配置操作に置き換えることで、音場(シーン)の構築を簡素化します。
初心者にとっても以下の点で便利です:
直感的な視覚化。ジョイスティック(または「ボール」)と画面上の明確なマーカーにより、楽器の位置関係を即座に把握できます。
パラメータの自動連動。
楽器を近づけたり遠ざけたりするだけで、音量、パン、周波数バランスが自動的に調整され、瞬時に距離感が生まれます。リバーブ機能を内蔵。2系統のセンド(アルゴリズム・リバーブおよびIRリバーブ用)とMute/DRYボタンにより、素早いA/B比較が可能です。
確実なコントロールと安全性。
キャリブレーション済みのVUメーター、出力リミッター、リセット(RST)ボタンを搭載し、クリッピングを防ぐとともに、安全な設定へ素早く戻すことができます。
複雑さを排除した柔軟性。Stage-Line、デュアル・モノ、バイパスといったモードや独立したIR設定が創造的な自由度をもたらす一方で、基本的なワークフローは数分で習得可能です。