【Review】Excite Audio「Bloom Drum Kits」レビュー(アコースティックドラム音源・機能と使い方・Lite版との違いについて・評価・セール情報)

【Review】Excite Audio「Bloom Drum Kits」レビュー(アコースティックドラム音源・機能と使い方・Lite版との違いについて・評価・セール情報)

メーカーによる一次情報

Bloom Drum Kitsは、生演奏のドラムのリアルさと個性を捉えた楽器です。「その場で」演奏されたドラムキットをベースに、現代のプロダクション向けに調整されています。生々しい近接マイク録音のドラムと、テープの擦れや加工によって独特のサウンドを生み出し、Bloom Drum Kitsは、荒々しさと不完全さに満ちた演奏で、あなたのリズムセクションに命を吹き込みます。

中には、象徴的なドラムキット、グルーヴ感のあるトップループ、デチューンされたタム、個性的なスネアなどから作られた、プロが演奏したリズムやワンショットが豊富に収録されており、あなたのトラックを躍動させるのに役立ちます。


その結果、ルーズで触覚的、そして躍動感あふれるリズムを構築するための柔軟なパレットが生まれ、インディー、レフトフィールド・エレクトロニック、そしてより実験的なプロダクションに最適です。Geese、Four Tet、Bonoboの生々しいドラムサウンド、そしてNicolas Jaarのアコースティックでパーカッション主導のリズムへのアプローチにインスパイアされたBloom Drum Kitsは、あらゆるトラックに荒々しい躍動感と個性をもたらします。



Bloomのドラムキットで何ができるのか?

  • 生々しく個性的なドラムサウンドをあらゆる楽曲に取り入れよう。
  • 即席のグルーヴ、ワンショット、ループを使ってアイデアを刺激しましょう。
  • ゆるやかなリズム、音程をずらしたタム、そして質感のあるスネアで動きを加えましょう。
  • 触覚に訴える、不完全ながらも力強く躍動感のあるビートをデザインする。
  • 生々しい近接マイク録音のドラムと加工されたヒット音で、独自のサウンドを作り上げましょう。
  • インディー、オルタナティブ・エレクトロニックなど、幅広いジャンルに対応する表現力豊かなリズムセクションを構築します。
  • (新機能!)独自のサンプルをインポートして、楽器をカスタマイズできます。

音源


Excite Audioのプロのサウンドデザイナーとプロデューサーのチームは、7つのカテゴリに分類された250以上のプリセットを作成しました。

ベーシック(BA) - 各ファクトリーキットから構築された、シンプルなドラムビート。
実験的(EXP) - 抽象的で型破りなプリセットで、よりサウンドデザインに重点を置いた雰囲気を持っています。
キット(KIT) - ワンショットのみから作成された単一のヒット音とフレーズ。
ハイエナジー(HI) - 勢いを増すための、速くて忙しく、よりアグレッシブなビート。
ローエナジー(LO) - ゆったりとしたミニマルなグルーヴで、ソフトでダウンテンポなトラックに適しています。
パーカッション(PC) - パーカッションのループとサンプルのみで構成されたリズミカルなシーケンス。
加工済み(PRO) - ディストーション、エフェクト、マクロ駆動の動きを特徴とする、高度に加工されたビート。
トップループ(TOP) - レイヤーやグルーヴ作りに使えるスネアとハイハットのループ。



仕組み


メインページでは、クリエイティブな流れを途切れることなく維持できます。白ノートで個々のサウンドをトリガーし、黒ノートでフレーズを起動したり、プロパティを調整したりできます。4つの強力なマクロでサウンドを自在に操ることができ、250種類のプリセットで素早く作業を進めることができます。



メインページ




8種類のサウンドバンクが用意されており、分かりやすいカテゴリに分類されています。新しいバンクを読み込むか、個々のサンプルを14個の白鍵にドラッグすることで、サウンドを簡単に切り替え、瞬時に変化をつけることができます。


サンプルとバンクの試聴と読み込み




編集ページ:サウンドを思い通りに作り上げよう

さらに深く掘り下げて、シーケンス全体をプログラミングしたり、ヒットやループを切り刻んだり、カスタムサンプルを使用したりしたい場合は、編集ページにアクセスすればすべて可能です。Bloom Drum Kitsの編集ページには、再生タイプと方向、アタックとリリース、ピッチとパンニングなど、現代のサンプラーに期待されるすべてのパラメーターが備わっています。
 


サンプル編集セクション




独自のサンプルをインポートする

Bloom Drum Kitsで独自のサンプルを音源として追加することは、Bloomエンジンに自分らしさを加えたい方に最適です。メインページのサンプル表示にオーディオファイルをドラッグ&ドロップするだけで、既存のサンプルを置き換えることができます。

サンプルインポート


従来のシーケンサーとは異なり、Bloom Sequencerはワンショットとループシーケンスのトリガーとレイヤー化に特化しており、無限のリズム創造を可能にします。モジュレーションセクションでは、ピッチ、ボリューム、フィルター設定に加え、3つのエフェクトを自動化することで、音楽に深みと立体感を加えることができます。


シーケンサーセクション



ハイパスフィルターとローパスフィルターに加えて、編集ページには3つのエフェクトが用意されています。Bloom Drum Kitsには、3つの強力なエフェクトモジュールが搭載されています。ディレイは、パターンにリズムと深みを加えるためのものです。ダイナミクスは、シーケンスのトランジェントを制御するだけでなく、コンプレッションとゲーティングによってドラムのダイナミクスを形作ります。リバーブは、Lifeline Seriesのホール、プレート、スプリングアルゴリズムを使用して、空間と深みを作り出します。

エフェクトセクション

特徴
14個のサンプルキー
5つのファクトリーモディファイア:ハーフタイム、ダブルタイム、リバース、オクターブダウン、オクターブアップ
シーケンスをトリガーするための5つのカスタム修飾子
8つのサンプルバンク/112のサンプル
サンプルはホストBPMに同期されました
キー選択
サンプルをランダム化する
4つのマクロ:テープ、リアンプ、ルーム、フェイザー
5つの主要なエフェクトパラメーター:ダイナミクス、ディレイ、リバーブ、ローカット、ハイカット
グローバルバイパス
250種類のプリセット
最大112個の独自のサンプルをインポートできます(これらのサンプルはいつでも交換可能です)。
ページ編集 - サンプル編集

波形表示 
再生方向:順方向、逆方向、振り子、ループ
再生モード:ホールド、ラッチ、相対
再生速度:通常、2倍、半分
4つのチョークグループ
開始/終了マーカー(グリッドにスナップ、トランジェントにスナップ)
サンプルクロスフェード、アタック、リリース、パン、ボリューム
サンプルピッチ、ファイン、フォルマント、ピッチワープ
ページ編集 - シーケンサー

シーケンスをトリガーするためのサンプルモード
FX変調:ダイナミクス、リバーブ、ディレイ、ローカット、ハイカット、ピッチ、ボリューム
再生方向:順方向、逆方向、振り子、ループ
サンプル/変調ランダム化
グローバル/トラックステップレート、同期、スイング、ステップ、ラッチ、ビートリトリガーコントロール
トラックトリガー、ベロシティ、確率、アタック、リリース、タイミング、パフォーマンス
ページを編集 - FX

3つの再配置可能なエフェクト:ダイナミクス、リバーブ、ディレイ
リバーブモード:プレート、ホール、スプリング
リバーブパラメーター:長さ、サイズ、ミックス、プリディレイ、ダック、ローカット、ハイカット、入力、出力
ディレイモード:ステレオ、ピンポン
ディレイ R/L タイム、同期タイム、R/L リンク、ミックス、フィードバック、ダック、ローカット、ハイカット、入力、出力
ダイナミクスパラメータ:アタック、サステイン、ミックス、ゲート、コンプ、アタック、リリース、入力、出力
グローバルローカット、ハイカット、トーン、ドライ、ウェット

詳しい製品規格は製品ページも確認してみてください。

機能と使い方

Excite Audio「Bloom Drum Kits」はアコースティックドラムのサンプルループベースに設計されたドラム音源です。Superior Drummer 3, BFDといったキック、スネア、ハットといったワンショットがアサインされている所謂ドラム音源ではなく、ドラムループの再生箇所をキースイッチにそれぞれ設定して再生するサンプラーに近い仕様になっています。エディット画面がドラム音源としてみると複雑にみえるかもしれませんが、サンプラーとしてみると見慣れたものであるように感じられるかと思います。
画面下部の三角が黒鍵と白鍵になっており、白鍵を入力するとそれぞれ設定したループの一部分あるいは全体を再生するようになっております。
Native InstrumentsのLeapなど各種メーカーの比較的新しいバーチャルインストルメントでおなじみの最近流行り(?)のリアルタイムで倍速、半速、ピッチシフトなどのエフェクトをかけることが出来るキースイッチが黒鍵にアサインされています。A、B、Cと書かれた黒鍵はシーケンサーでステップごとにサンプルをトリガーしたり、ベロシティピッチなどを操作するようにプログラムできます。全5パターンを用意できるようになっているわけですね。


メイン画面の4つのイラストが描かれたエフェクトはテープ、リアンプ、リバーブ、フェイザーとなっており、グローバルエフェクトとなっています。歪み系のエフェクトを使用して、このプラグインだけでダーティなドラムパターンを作ることが出来ます。(もちろん外部エフェクトで作るのも。)
エフェクトを全体にかけられるものです。エディット機能それぞれの白鍵のキースイッチでサンプルのどこを再生するかを設定できます。フルバージョンの場合自前のサンプルをインポートすることも可能。
スナップをトランジェントにすることでヒット単位で上手く再生箇所を設定することが可能。ワンショットに設定して、キーボードにアサインすることもできるわけですね。

シーケンサーを使用すると選択した箇所をトリガーして連続再生したり、ピッチを操作したり、エンベロープを調整することも可能。
面白いのがPerformと書かれたシーケンサー。ステップごとにスタッターや各種再生エフェクトを設定できます。


プリセットはそれぞれキースイッチの設定が完成した状態で(不適切な箇所にスライスされているなどがない)用意されているのですぐに演奏することが出来るようになっています。
サウンドバンクでは内蔵のサンプルを瞬時に白鍵にドラッグアンドドロップでアサインすることが出来るようになっています。(スライスポイントなどは以前の設定を引き継ぐようなので恐らく後で調整する必要があります。)それぞれの三角を押すと視聴できるようになっております。また、横列1セットごとのドラッグアンドドロップも可能。




Bloom Drum Kits Liteバージョンとの違い

フルバージョンとライトバージョンの大きな違いはフルバージョンは自前のサンプルをインポート可能で、シーケンサーやモジュレーションを使用できることです。インポート機能の有無は汎用性の高さにつながりますし、シーケンサーはこの音源をビートメイク用として最大限活用する際に不可欠かもしれません。ライトバージョンではシンプルにドラムパターンを再生する上では問題ないので、ループを組み合わせてドラムパターンを作る用途としては問題ないかもしれません。ハーフスピードなどエフェクトをトリガーする機能も備わっています。
また、Lite版からのクロスグレード版でLite版を所有している場合フルバージョンを割引価格で入手することもできます。

公式による詳しい比較表はこちら。


評価

内蔵されている素材のアコースティックドラムループとしてみると非常にオーソドックスなもので汎用性の高いものと言えます。ドラムなのでBloomシリーズの中でも活躍の機会が多いと感じる方も多いかもしれません。
エレクトロニックミュージックのドラムだけでなく通常のポップスのドラムとして使えるようになっています。サンプラーとしては注目できるのはシーケンサーと速度操作、リバースなどのキースイッチによるリアルタイムエフェクトだと思います。
サンプルインポート機能は地味にうれしい機能。ドラムループを読み込んでサンプラーのように活用することが出来ます。Liteバージョンでシンプルにドラムパターンをトリガーしてビートを作ることもできますが、フルバージョンではシーケンサーやキースイッチによるハーフスピード操作などがリアルタイムで行うことができるので、電子音楽のアプローチでドラムパターンの作成する場合非常に面白いプラグインであると思います。また、キースイッチでリルタイムで操作するのでMIDIキーボードがある方が使いやすいと思われます。

セール情報

リリース記念セールが実施されています。
また、当サイトの読者限定のキャンペーンで現地時間5/31までLiteバージョンが1ドルで入手することが出来ますチェックしてみてください。こちらを所有している場合フルバージョンのクロスグレード版を選択することが出来、フルバージョンをよりお得に入手することが出来ます。

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