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【Review】Universal Audio「Verve Analog Machines」レビュー(独自に設計された10種類のアナログモデリングエフェクトプラグイン・機能と使い方・期間限定無償配布中のVerve Analog Machines Essentialとの違いについて・評価・セール情報)

2024年4月29日月曜日

DTM製品レビュー


【Review】Universal Audio「Verve Analog Machines」レビュー(アナログマシンをエミュレートしたエフェクトプラグイン・機能と使い方・評価)


製品情報

Verve Analog Machinesは、UAの強みであるアナログ・サウンドを、親しみやすく楽しい方法で紹介しています。Verveはアナログを定義します - 原始的な暖かさと光沢から、真空管とソリッドステートの消滅まで。Verveでは、アナログ・サウンドがどのようにあなたのサウンドをレベルアップさせ、あなたの秘密兵器となるかについて、ストーリーを共有し、集中した方法で会話を始めることができます。
数え切れないほどのヒップホップ、ローファイ、エレクトロニック、ロック、エクスペリメンタルトラックで聴かれるカラフルな彩度とエフェクトを録音に与えます。現代のミュージシャン、ビートメイカー、プロデューサーのために設計されたVerve Analog Machinesは、遊び心のあるアナログサウンドでいっぱいのサンドボックスをDAWに配置します。

あなたの創造性を解き放つ10の魔法の機械

Verve Analog Machinesは、ビンテージサウンドをすぐに利用できます。UAがデザインした10種類のカラフルなエフェクトと、非常に簡単にダイヤルインできる設定を提供し、DAWにアナログのおもちゃでいっぱいのサンドボックスのようなものです。 

レトロなアナログトーンをモダンなミックスに追加

ドラム、ギター、ボーカル、シンセサイザー、またはミックス全体にエネルギーを加える必要がありますか?粘着テープの温かみやハイファイ・チューブのサチュレーションから、全面的な歪んだ騒乱まで、Verve Analog Machinesは、箱に収まったプロダクションのサウンドを瞬時に表現力豊かで生き生きとしたものにします。

ローファイ、ハイファイ、SFサウンドで遊ぶ

古着屋のテープマシンの奇妙なサウンド、ビンテージギターアンプの小さなスピーカーエフェクト、プレミアムチューブチャンネルストリップのビッグスタジオの光沢など、Verve Analog Machinesは、あらゆるミックスをすぐにレベルアップします。 



その他詳しい製品内容は製品ページを確認してみてください。

Verve Analog Machines EssentialとVerve Analog Machinesのエディションの違い

Universal Audio「Verve Analog Machines」はテープマシンヴィンテージチューブなどアナログハードウェアのサウンドの質感と挙動をエミュレートするアナログエフェクトプラグインのコレクション。Verve Analog Machines EssentialとVerve Analog Machinesの2種類のエディションが用意されています。2つのエディションで何が違うのかというとEssentialではパラメータコントロールはドライブのみにたいして、フルバージョンのコントロールはドライブ、トーン、ウォーブルといったようにサウンドのトーンバランスやモジュレーションなどの機能が新たに加わります。また、フルバージョンでは使用することのできるモデル4つから10になります。
ライトエディションと比べてモデルの数だけでなく、それぞれのハードウェア特有のフラッターエフェクトやトーンコントロールなどのエフェクトコントロールノブが追加されているのが特徴。Essentialではテープエミュレーションのみの収録になるのに対し、フルバージョンではオーバードライブや真空管プリアンプなどのモデルが幅広く追加されます。ちなみにどちらも同じモデリング技術が使われているので通した時の音質は同等です。

Essentialではパラメータは一つですが、


フルバージョンになるとsweetenモデルの場合はテープの挙動をコントロールするwarbleノブが追加されています。


ライトエディションにはドライブだけでしたが、フルバージョンで追加されているパラメータがUniversal Audioの技術力があられているといえ、非常に良くできていると感じます。

Verve Essentials

4つのユニークなマシン - 細心の注意を払って作られた4つのテープ・マシンの独特の暖かみとキャラクターで、アナログ・エミュレーションの中核を体験してください。
ワンノブ・ワンダー - シンプルなコントロールは、シンプルなサウンドを意味しません。完璧なサチュレーションをダイヤルで調整すれば、微調整に費やす時間を減らし、創作により多くの時間を費やすことができます。
テープ・エミュレーションに特化 - Verveは、繊細なウォームネスから顕著なエフェクトまで、アナログ・サウンドのエッセンスをデジタル・レコーディングにもたらします。
  • モダン・ミュージシャンやビート・メーカーに最適


Verve Premium

  • 10種類の特徴的なマシン - アナログ・テープのクラシックな暖かさやワー ブルから、象徴的な真空管やトランジスタの豊かなハーモニクスまで、サウンドの多様性の世界を体験してください。
  • Make It Your Own - 各マシンの拡張コントロールで創造性を発揮。サチュレーション、ワウ、フラッター、その他のパラメーターを、比類のないコントロールと簡単さで調整できます。
  • エンハンスメント・パワーハウス - Verveはスネアを太くしたり、ボーカルを明瞭にしたり、個々のトラックやバス、フル・ミックス処理に最適なプラグインです。
  • エフェクトを目で見て、耳で聴く - マシンがアニメーションして歪みとモジュレーションを表示します。
  • モダン・ミュージシャンやビート・メーカーに最適

機能と使い方

ここではそれぞれのモデルについて確認していきます。(各モデルは機能は独立しているのでアナログモデリングコレクションといったところです。)テープエミュレーション。Warbleではテープエフェクトによるゆらぐピッチを再現します。大きく分けるとテープシミュレーター、ヴィンテージチューブ、トランジスターなどがありますが、特定のモデルを模倣したというよりも一般的なイメージを想定してシミュレートしているというコンセプト。


Sputterはサチュレーションに似たエフェクトがかかりますが、非常に粒の細かい歪みが加わり、非常に音楽的であると感じる人も多いかと思いますね。



distortは真空管プリアンプのエミュレーション。これはわりとオーソドックスかもしれません。

テープエミュレーションはいくつかモデルが用意されていますが、周波数特性が異なります。(がらっと周波数特性が異なるものもあれば、繊細なレベルで似てるものの違うといったものもあります。)もちろん変動するピッチの動きも異なっており、全く別の個体です。warmよりもさらに飽和気味のvintagizeは倍音が多めのモデルで、これらのバリエーションの選択肢から選択できるというのは非常にメリットといえます。



モデルの中にはエンハンサーのように高域に煌めきを加えるタイプのモデルが用意されています。(筆者としてはこれらのモデルが特に出来が良いように感じます。)


それぞれ周波数特性も異なりますが、特筆すべきはプリアンプなどのモデルはwarbleパラメータを動かすことで、周波数特性が動的に変化するようになります。例えばoverdriveモデルの場合、driveによって周波数特性が変わりますが、曲線としては静的な形状変化。しかし、warbleパラメータ入力をすることでグラフは小刻みに振動するように変化するようになります。
Sweetenの周波数特性。オーソドックスで使いやすいモデルかもしれません。


driveの周波数特性。




thickenとvintagizeは歪特性と周波数特性の形状が非常に似たモデル。



これは筆者が後述する評価でも言及しておりますが、Essentialには備わっていないwarbleのこの動的な処理がオーディオにユニークな動きを加えることになり、テープエミュレーションsweetenなどにも共通してこの特性はありますが、極端な周波数特性を持つSputterなどのモデルがより非常に面白い音響効果を生む要素となっていることが分かります。







評価

Universal Audioというとアナログエミュレーション系で特に定評のあるメーカー。そんなバックグランドの中で特定のモデルではないアナログ風のエミュレーションプラグインをリリースするのは少し驚きかもしれません。機能としてはシンプルなので誰でも使いやすい設計だと思いますが、重要なのはサウンドですね。まず、良い意味で理想的なサウンドを再現したといいますか、アナログハードウェアの実機特有の音響的な悪い癖(とでもいうのでしょうか)といった制限から解放されて設計されていることもあり、同社のエミュレーションプラグインと異なります。見た目が非常にポップでファーストルックとしてはやや心配になりましたが、それぞれのエミュレーションは思った以上にしっかり設計されていて、あたかも実際の実機モデルがあるかのようにさえ感じます。少なくともいえることは機能自体は大変シンプルなので大変使いやすく設計されていますが、決して単なる詰め合わせのようなライトな製品ではないことを感じます。
全体的な傾向としては非常にクリーンで解像度の高いエミュレーションです。様々なモデルが一つのプラグインで切り替えられるというところにもメリットはあると思いますが、個々のアナログエミュレーションを聴いてみるとモデルの中にはテープのWowエミュレーションが非常にリアルで(ここでのリアルというのは何かの模倣ではなく、不安定な挙動を徹底的に再現していて実物感があるといいますか現実的な雰囲気が出ている)、ピッチの動きも人工的な感触が抑えられて滑らかで自然です。流石のUniversal Audioといったところです。また、Universal Audio製品の一つの特徴ともいえますが、ディストーションにしろテープエミュレーションにせよ、非常にディテールが細かく(Black Rooster Audio他エミュレーション系を複数出している他社製品と比較して最も顕著といえる特徴だと考えます。)筆者が使ってみた中での気づきとしては確かにテープモデルの中にはオーソドックスなエミュレーションもありますが、どちらかというとedgeといった少し変わったモデルが似たような他社製品と競合することもなく個性的でむしろアナログエミュレーションプラグインとして差別化できていると考えます。


セール情報

現在リリース記念で割引されているだけでなく、EssentialエディションであるVerve Analog Machines Essential(通常99ドル)が期間限定で無料配布されています。





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