【Review】United Plugins「Mirror」レビュー(世界初のリバースリバーブエフェクトプラグイン・使い方と機能・評価・セール情報と最安値)

製品情報


未来を見据えたプラグインを想像してみてください。イベントが始まる前にオーディオを反転し、エフェクトを適用して再生します。このプラグインは、人気のリバース リバーブとスネア エフェクトを数秒で自動的に作成し、プロセスではなくサウンドに集中できるようにします。そう、それがJMG Mirror、世界初のリバースネガティブディレイです。

主な特長
時代を先取りした遅延

Mirror はリバースネガティブディレイで、元のサウンドの前にリバースエフェクトが聞こえます。これは、偽のレイテンシーを DAW に報告することで実現され、DAW が補正して、エフェクトの終わりを元のサウンドの始まりに完全に合わせます。

ゴーストスネア

プロジェクト内のヒットごとに手動で設定する手間をかけずに、クラシックなリバース スネア サウンドを即座に入手できます。Mirror はすべての面倒な作業を自動的に実行し、スネアドラムに完璧にフィットするようにエフェクトを微調整できます。

リバースリバーブ

Mirror を使用すると、リバースリバーブエフェクトを数秒で簡単に得ることができます。オーディオをバッファに記録し、リバーブを追加し、すべてを反転してから、元のサウンドの前に再生します。これを使用して、曲内の新しい要素に移行したり、トラックに幻想的なエフェクトやアンビエンスを追加したりできます。

クリエイティブになろう

ミラーはスネア専用ではありません。実際、さまざまなサウンドで素晴らしいサウンドを奏でることができます。退屈なドラムループに興味深いリズムを注入したり、ARPやリードにスパイスを加えたり、ボーカルやパッドを別世界のようなテクスチャに変換したりできます。限界はあなたの想像力です。

ぴったり

使いやすいコントロールを使用すると、ソフト化、トリム、フィルタリング、リバース効果の拡張を行うことができ、ウェットからドライにシームレスに移行できます。トランジェントを滑らかにしたり、低音のパンチを除去したり、激しいアタックを軽減したり、ハイエンドの周波数を下げたりすることで、オリジナルのサウンドを中心的なステージに保ちながら、エフェクトを脇役にすることができます。

詳しい製品内容は製品ページも確認してみてください。

機能紹介・使い方


United Plugins「Mirror」はどのようなプラグインかというとオーディオサンプルの前(あるいは後ろ)に反転させた鏡像のサンプルを鳴らすことが出来る特殊なディレイエフェクトです。リバースハイハットはおなじみの効果だと思いますが、それを例にするならば、インサート状態でクラッシュハイハットのヒットを鳴らすとその前にクレッシェンドしていく反転したハイハットが鳴り、その後、タイムライン通りにオリジナルのハイハットがなります。
UIは非常にわかりやすくなっており、△の左緑色がリバースエフェクト、青がdryエフェクトです。これは優れたUI設計ですね。Wetではどれくらいリバースエフェクトを出力するか、Dryでは元のオーディオをどれくらい出力するかを決定します。

Verbはリバースエフェクトの頭にリバーブ効果を付けるエフェクト。(本来後ろにつくリバーブが反転されて前につきます。)Blurはリバースエフェクトをフェードインのように(厳密にいうとフェードインではありませんが)自然な入りになるように加工します。フィルターもあります。これは説明不要。

Trimは反転されたオーディオの終わりをどれだけトリミングするかをミリ秒単位で制御します。例えば耳障りなトランジェントを除去してエフェクトを和らげるのに役立ちます。

Timeはややこしいので解説が必要になります。このパラメータはバッファの単位を決めるパラメータになっており、どのブロックでリバースをするかを決めるパラメータ。例えば、1小節分のクラッシュハイハットがあるとすれば、1/1を選択すると、その小節の前に反転された1小節分のリバースハイハットが鳴らされた後に元の信号が鳴ります。(つまり1小節を単位として周期的にリバースエフェクトが前につきます)1/2の場合その単位が半分になるので、上の例であれば、ハイハットの前半1/2がリバースされ、その後後半2/2がリバースされます。(1/2小節ごとに周期的にリバース)
公式サイトより引用

また、一部のDAWには(対応していない)レイテンシー制限によって長いバッファーで上手くいかないことがあることは留意する必要があります。
Logic、Bitwig、Pro Tools Hybrid システムなどの一部の DAW にはレイテンシー制限があります。つまり、長いバッファー時間 (特に 1 bar) を使用すると、ドライ信号とウェット信号が同期しなくなります。遅延制限を超えていなければ、プラグインは引き続き正しく機能します。
また、画面右下のNegativeボタンを押すと、サンプルの前ではなく後ろにリバースエフェクトを付けることが可能になります。



評価

世界初のプラグインということですが、シンプルなコンセプトながらも柔軟性があるので非常に可能性を感じるプラグインということが出来ます。これまでにないタイプのプラグインだけにエフェクトとして使用すると非常に新鮮。少し変わり種のプラグインということが出来ると思いますが、Timeの設定を変えることで好きなタイミングで反転を開始させたり、dry信号をカットしてリバースのみで鳴らしたりと非常に多用途。インサートしてエフェクトとして全体にかけるだけでなく(シンセサイザー等のサウンドの恒常的エフェクトとしてしようすることでリズムを作るなども可能。negativeモードでサンプルの後ろにリバースを付けることでうっすらかけることでビートに特殊な余韻を付けたりすることもできるわけです)、部分や特定のサンプルに対してRecすることでリバースエフェクトをオーディオとして作ってしまうのも良いと思います。TrimやBlarパラメータやリバース信号のミックス量をコントロールすることによって単にリバースしたものをそのまま鳴らすだけでなく、うっすらとサウンドに勢いをつけるような使用をしたり、リズムを複雑にするといった使い方までできます。機能上Timeのバッファ単位が限定的なので、(これはダンスミュージックなどを想定した設計になっているのかもしれませんね。)1/3といった複雑な反復はできませんが、今後のアップデートで個々が自由になるとクリエイティブユースがさらに期待できそうな気がしますね。

セール情報

最安値は19ドル。普段は50%OFF程度で割引されることが多いようです。

当サイト限定クーポンコード

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