【Review】Future Audio Workshop 「Sublab XL」レビュー(808スタイルのベースシンセサイザー、機能紹介と使い方、評価、セール情報)




【Review】Future Audio Workshop 「Sublab XL」レビュー(808スタイルのベースシンセサイザー、機能紹介、評価、セール情報


製品情報 

SubLab の XL が大幅に増えました。SubLab は、より多くの機能、より多くの FX、モジュレーション、マクロ、および完全に新鮮なサウンドであらゆる方向に拡張されました。





特徴
  • ミックスアンドマッチFX
  • 最大 4 つの FX を組み合わせて、並べ替えてサウンドを形作る
  • 6x ディストーション フレーバー
  • サインフォールドとリニアフォールドのオプションを備えたウェーブシェイパー
  • ヒスとウォブルのコントロールを備えたテープ
  • デシメーションとビット モード コントロールを備えた Bitcrusher
  • 自動サイドチェーンとミックス量コントロールを備えたコンプレッサー
  • 超大型シンセエンジン
  • Super Oscillator でクリックするだけで、新しい音の可能性が広がります。
  • 太くてうねるスーパーソーや微妙なムーギーベースを数秒で作成できます。
  • のこぎり波、三角波、または方形波を重ねてスーパーソーを作成します
  • ドライ/ウェットミックス
  • 厚みのチューニングとデチューン
  • ステレオスプレッドの幅コントロール
  • LFOモジュレーション
  • 一度に最大 2 つのパラメーターをモジュレートして、リズミカルでスイープする生き生きとしたサブを作成します。
  • 18 のルーティング オプション
  • 正弦波、三角波、のこぎり波、方形波、およびノイズ波形
  • レートコントロールとBPM同期
  • 各プリセットには、音楽的に興味深いパラメータが割り当てられています
  • 完全にカスタマイズ可能、ドラッグ アンド ドロップで新しいパラメータを割り当てる
  • 各マクロに最大 10 個のパラメータをマップ
  • カスタマイズ可能な色とテクスチャを備えた、音楽に反応するブロブ


SubLab XL

機能紹介と使い方

Future Audio Workshop 「Sublab XL」は3レイヤーからなる808スタイルのベースプラグイン。シンセレイヤーとサンプルレイヤーとX-Subというハーモニクス系の特殊のレイヤーを組み合わせて音色を作ります。サンプルは好きなサウンドを選んで、下記Sound画面にみられるようにサンプラーのようにエディットすることが可能。オーソドックスです。

シンセレイヤーはこれまたシンプルな波形を選択してレイヤリングします。これら3つのレイヤーが右のToneアナライザー画面にていろわけされているので非常にイメージがつかみやすい設計んいなっている問えます。


結構重要なのがX-Subという独自の技術に基づくハーモニクスレイヤー、操作としては入力量を上下に操作して決定するだけですが、サウンドに独特の表情を付けることができ、目玉機能のひとつといえます。
エフェクトはエフェクトラック形式になっており、好きなラックを選択してロードすることが出来るようになっています。エフェクト自体はテープ、ディストーションなどシンプルなものがおおいですが、重要なのはレイヤーごとに個別にコントロールすることができる点です。また、エフェクトをドラッグすることによって並び順を変更することが可能。
また、XLのみのきのうとして外せないのはモジュレーションオプション。波形としては画面の通りシンプルですが、2つのルーティング先を指定してモジュレーションをかけることが出来ます。



そして地味ながらも結構重要なのがマクロ機能です。文字通りそのままですので特に説明不要ですが、複数パラメータのリアルタイムコントロールができるという点では



SubLab XL とSubLabの違いを比較

SubLab XL とSubLabの機能の違いについてみていきましょう。特に重要なポイントをピックアップするならば大きく異なるのはLFOモジュレーション、マクロ機能の有無、エフェクトの数に違いがあります。また、音色の数も逆に言うとシンセエンジンは共通している部分が多いといえます。

SubLABSubLAB XL
  •  250のファクトリーサンプル
  • 300のファクトリーサンプル
  • 6 ベースパック
  • 9 ベースパック
  • X-Sub™ エンジン
  • X-Sub™ エンジン
  • シンセエンジン
  • シンセエンジン
  • サンプラーエンジン
  • サンプラーエンジン
  • 4x ディストーション FX
  • スーパーオシレーター
  • コンプレッサー
  • 6x ディストーション FX
  • アナログモデルのフィルター
  • コンプレッサーFX

 

  • ウェーブシェイパー FX

 

  • ビットクラッシャー FX

 

  • テープ FX

 

  • LFOモジュレーション

 

  • アナログモデルのフィルター


  • マクロページ

評価

いわゆる伸びやかな808スタイルのベースを作る上では非常に便利なベースプラグインだと思います。ベースデザイナーといったところでしょうか。奇をてらったような複雑なサウンドよりもむしろ周波数成分を足しながら微妙なニュアンスをコントロールしやすいシンセサイザーであるといえます。なんといってもレイヤリング設計が使いやすいので音色選んで、シンセとハーモニクスを加えてという迷いないフローで音色が作れるようになっています。また、モジュレーションによって音に動きをもたらすこともできますが、オーソドックスといえばオーソドックスといえるかもしれません。筆者としてはSublabにはないSubLab XLならではの追加機能によって音作りの幅が広がることに対しては一定の評価をしたいところではありますが、Sublabそのものに備わっている3層からなるシンセエンジンそのものにより評価をしたいと思いますね。というのも、意外にモジュレーションやエフェクトシステムはシンプルなものが多く、それをレイヤーに対してそれぞれかけることができるという点に大きな価値を見出すことができると考えるからです。

セール情報

定期的にセールが行われている印象があります。SubLabを所有しているとクロスグレードをすることもできるのでチェックしてみてください。