【Review】UJAM「Virtual Pianist SCORE」レビュー(Steinway D-274をモデルにした、リスナーの心を揺さぶる美しいフレーズが搭載されたグランドピアノ音源・評価・最安値とセール情報)

製品情報

サウンドトラックスター
映画やゲームを好む方なら、音楽がストーリーの印象を大きく左右することをご存知でしょう。 150以上の強力なプリセットを備えたVirtual Pianist SCOREなら、視聴者やリスナーの心をあなたのストーリーで容易に揺さぶることができます。



主な特徴

  • スタインウェイ D をモデルにした音源
  • 45 のフィニッシャーマルチFXモード
  • SCOREのために作られた、45 のアンビエンスFXプリセット
  • 閃きを与えてくれる175 以上のプリセット
  • MIDIドラッグ&ドロップ

ピアノのレッスンをスキップして、すぐに音楽制作を始めましょう。Virtual Pianist SCOREのプレイヤーモードに搭載された180以上のカスタマイズ可能なフレーズを使えば、まるでプロになった感覚でフレーズを選ぶことができます。SCOREの複雑なサウンドキャラクターは、伝説的なSteinway Dグランドピアノの入念な研究とサンプリングに基づいています。
この美しい楽器を丹念にレコーディング、ミキシングしているため、わずかクリック数回で完璧なサウンドに仕上げることができます。
素晴らしいサウンドも重要ですが、楽曲とのミックスに完璧に適合出来るサウンドはより素晴らしいものです。Virtual Pianist SCOREでは、ソフトで表情豊かなサウンドから、ブライトで主張の強いサウンドまで、自由に音色を設定できます。

Abyss、Damped、Mellow、Pure、Royalの中から、あなたのサウンドトラックにぴったりのキャラクターを選んでください。45種類のフィニッシャーと45種類のアンビエンス設定から選択し、サウンド構築を完成させましょう。“アマデウス”で王様が「音符が多すぎる」と言ったのを覚えていますか? あなたもモーツァルトになりきって、プレイヤーモードで”手数の忙しさ”すら完璧なレベルに設定しましょう。

機能紹介


UJAM「Virtual Pianist SCORE」はスタインウェイ社のフラグシップフルコンサートグランドピアノSteinway D-274を収録したグランドピアノ音源。他のVirtual Pianistシリーズとプラグインは共通で、プラグイン内でライブラリを選択することができるようになっています。これは瞬時に異なる楽器に交換することができる非常に合理的な設計です。
プリセットも大量に用意されており後述のカスタイズによって、すぐに全部確認できないくらいには充実。


Virtual Pianist SCOREは通常のピアノ音源として使用することのできる、Instrumentと低音域のフレーズキースイッチと中高音域でコードの核となる音程を入力することで認識されるコード入力を組み合わせることで指定したコードのフレーズパターンを演奏することができるPlayerモードの2種類が用意されています。低音域のキースイッチには黒鍵にフィル(合いの手のようなピアノフレーズ)が用意されていて、ループ再生されるフレーズパターンに割り込んで小さいフレーズを挿入することによって、反復されるフレーズパターンにバラエティをもたらすことができます。低域の白鍵を切り替えることでフレーズを変えることも可能。素晴らしい機能としてはボイシングのセレクト機能。 Virtual Pianist VOGUEにはついていないようなので新たに加わった機能ということでしょうか。この機能によって、フレーズのバラエティのさらなる多様性が確保されています。フレーズの複雑さにも関係するパラメータですが、ポピュラー音楽のバッキングに良さそうなSimplified Voicing、(パターンはコードトーン内等、装飾が少な目で、鳴らす音を絞ってパターンを生成しているようです。)汎用性の高い、Universal Voicing、そしてフレーズが凝ったComplex Voicing。全て確認したわけではありませんが、おおよそ、右に行くにつれてノンコードトーンや複雑な装飾が加わる印象です。後者はバッキングとして使用するとメロディや他のパートとぶつかる可能性が高いので、メインのフレーズを作る時に向いているかもしれません。

画面中央にはサウンドのキャラクターを選択するキャラクターコントロール等が用意されています。画面右のエフェクトでは既にでエフェクトチェーンが組まれて完成されたエフェクトを使用することが可能。空間系からゲート系まで多種多様です。エフェクトを切ることで、通常のグランドピアノの音色として使用することができます。 Character自体にエフェクトがかかるので純粋な比較はできませんが、Virtual Pianist VOGUEの方がより低音の効いたどっしりしたサウンドでSCOREはより、滑らかでナチュラルなサウンドな印象。(これもまたプリセットによって異なるのでなんとも言えませんが)


演空間系といって色々な奏したフレーズは白色鍵盤の上にある鍵盤モニターで確認することが可能です。
音色は絵にかいたようなリバーブの深いシネマティックピアノサウンドから、リバースピアノ、ホンキートンク風やピツィカート風まで175のプリセットが用意されており、とてもではないですが、全部チェックするだけでも骨が折れるくらいには大量に入っています。

評価・まとめ


思った以上にカスタマイズ機能が多く、フレーズのバラエティもあるので、様々なスタイルの伴奏に使用することができるようになっています。フレーズに関しては、Complex Voicingではポピュラーミュージックを思わせるものもありますが、クラシック音楽に由来し、共通するフレーズパターンが多く、クラシック音楽文脈のフレーズが多い印象を感じましたが、Simplified Voicingすることでよりシンプルなメロディスタイルのジャンルにも使えるようになっており、守備範囲が広いです。(特にクラシック的なフレーズがしっかり入っているのはスコアリング系のニーズをしっかりと満たしてくれるという意味において大変貴重かもしれません。)フレーズはドビュッシーやフランス近現代からの文脈を感じさせるものから、ロマン派スタイル、さらにはバロック、アルベルティバスなどの古典スタイルの伴奏などが多く収録されているため、なかなか貴重です。そのため、映画音楽や劇伴、また、シネマティックやエモーショナルポピュラーミュージックにはとりわけ親和性が高く、大作曲家の作品を想起するようなしっかりとした土台のバッキングやフレーズが用意出来るのは流石だと思います。一方で、ボイシングを変えることで、寄りメロディが主張してトップとぶつからないバッキングに徹したピアノパートを用意することができます。(オーソドックスなバッキングはどちらかというと Virtual Pianist VOGUEの方が多いかもしれません。)総じてフレーズがそのまま使用できるようなしっかりとしたものが多いだけでなく引き出しも多いので、時短の域を超えてにも制作のインスピレーションとしても使えるピアノ音源だと思います。

最安値とセール情報

最安値は49ドル。