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【Review】Techivation「M-De-Esser」レビュー(歯擦音の周波数をインテリジェントに検出するスペクトル整形アルゴリズムに基づくディエッサープラグイン・使い方・評価、セール情報)

2023年9月15日金曜日

DTM製品レビュー



【Review】Techivation「M-De-Esser」レビュー(歯擦音の周波数をインテリジェントに検出するスペクトル整形アルゴリズムに基づくディエッサープラグイン・使い方・評価、セール情報)



製品情報




M-De-Esser には画期的なスペクトル整形技術が搭載されており、驚くべき透明性と正確さであらゆるソースからハーシュネスや歯擦音を完璧に消去します。 自然なハイエンドの周波数バランスでトラックをレベルアップさせます。

完璧主義のために設計されたスペクトル整形アルゴリズム

M-De-Esser の威力は、その驚くべき精度にあります。 そのインテリジェントなアルゴリズムは歯擦音の周波数をインテリジェントに検出し、オーディオの自然な特徴を維持しながら問題のある要素のみに確実に対処します。 - Esser は、全体的な音質を損なうことなく、耳障りなエッセンシャルを排除し、透明な結果をもたらします。

この新しいアルゴリズムは、高頻度で問題を解決するために可能な限り最良の結果を提供するように特別に設計されています。 オーディオのミキシング、編集、マスタリングに完璧に対応します。


新しい万能な高周波クリーナー

ディエッサーは一般的にボーカルに使用されますが、Techivation M-De-Esser はボーカルだけでなくあらゆるオーディオに最適で優れたオプションとして際立っています。 ハイハット サウンド、自動車事故の FX サウンド、ダイアログなど、高周波情報を含むあらゆるものに洗練されたクリーンな高周波が必要な場合でも、このプラグインは画期的な結果をもたらします。今すぐ試して、正確かつ簡単にサウンドを変換してください!




主な利点
  • 高周波の耳障りな「s」「sh」「ch」音を抑え、よりスムーズで明瞭なボーカルを実現します。
  • 耳障りな音を排除し、ミックスにシームレスにフィットさせることで、ハイハット、スネア、クラップなどの自然なドラムヒットを実現します。
  • マスタリング中にトラックの高周波をクリーンアップして、最高品質の最大音量のサウンドを実現します。
  • ピアノ、シンセ、ストリングスなどの楽器の録音から耳障りな音を修正し、耳に心地よく聞こえるようにします。
  • リアルタイム処理機能により、歯擦音の問題にその場で対処するために迅速な調整を行うことができるライブ パフォーマンスに適しています。
  • アナログの暖かさと存在感をトラックに簡単に注入できます。





Techivation M-De-Esser は、VST、VST3、AU、および AAX 形式でダウンロードできます。
Logic、Garageband、Cubase、Ableton Live、Pro Tools、FL などの互換性のある DAW
Studio、Studio One など、Windows と macOS の両方で利用できます。

その他製品情報の詳細はこちらを参照してください。

機能紹介


Techivation「M-De-Esser」はT-De-Esser Proに続くディエッサープラグインの最新作。



こちらがT-De-Esser Proになりますが、プラグインの設計は大きく異なっています。まず最も大きな違いとして挙げられるのが、M-De-Esserは入力信号に対する相対スレッショルドにより、ゲインリダクションが行われるということ。内部のアルゴリズムにより、入力信号に応じて相対的な閾値が自動的に設定され、処理が行われます。これはT-De-Esserとの大きな違いともいえ、Processingノブにてスレッショルド値を設定して、その閾値を超えた入力信号に対してディエッサーが作動するという本質的にマルチバンドコンプレッサーのような設計で動作を行うT-De-Esserに対して、M-De-Esserはプラグイン内でオーディオ信号に応じて処理を行う閾値が自動的に設定されて処理されるというアルゴリズムに依った設計になっています。。

また、そうした背景もあり、T-De-Esser Proに見られた、アタック、リリースといったLookahead機能やコンプレッサー由来のパラメータは存在せずに独自のパラメータに置き換わっています。

Sensitivityはスペクトル圧縮のしきい値を調整するコントロールノブ。大きく設定すればするほど多くのオーディオ信号が処理されることになり、ゲインリダクションが行われるわけですが、入力レベルに依存しないので、入力信号の大小とは独立しているパラメータであることに注意する必要があります。逆に言うならば、後述するdiff機能と併用することで、度の信号が閾値に引っかかっているのか確認しつつチェックすれば問題ないともいえます。

Strengthパラメータはレシオやゲインリダクションの強度に関するパラメータで、要はがっつり削るか控えめに削るかというリダクションの程度をコントロールするパラメータです。
Softnessパラメータは少し注意が必要なパラメータで、スペクトル整形による平滑化をどの程度行うかを制御するものですが、Softnessノブを上げるとより多くのオーディオ信号にまで干渉するパラメータ。そのため歯擦音が鋭く入った時にその瞬間を焦点化し、ピンポイントに鋭く削るためにはSoftnessを低めに設定します。逆にSoftnessを上げるとピーキーな部分を取り囲む周辺にまで干渉が及び、全体的になだらかに削ることができるようになっています。


Fast Medium SlowはT-De-Esser Proとは異なり、コンプレッションの速度のことではありません。このパラメータはオーディオ信号ごとに自動的に設定される相対スレッショルドの閾値の追従の速度に関するパラメータです。信号全体のレベルの変化にどれくらいの速度で閾値が追従するかということですが、Fastにするとオーディオ信号の変化に対応して瞬間的にゲインリダクションが正確に行われるようになります。オーディオ全体のトランジェントをしっかりと残したい場合にはこちらが有利です。逆にSlowにすると時間とともにゆったりと少しずつゲインリダクション処理が行われるようになります。そのため、繊細に処理をする場合に適しています。lそして、これらのディエッシング処理は周波数帯域を限定して処理をすることができるので、余分な周波数帯域を削らずに処理を行うことが可能。



また、MS、LR処理のバランスコントロールを行うバランススライダーが用意されています。これは処理をLR、あるいはMSのそれぞれどちらかのチャンネルに偏って処理を数rことができる機能。また、diffはデルタリスニング機能で、処理が行われてゲインリダクションされる成分のみを聴くことができる機能。この機能は本当に便利な機能で、特に処理する成分を限りなく限定できるこのプラグインでは追い込みに使用することで、問題の部分だけを狙い撃ちして処理することができます。
airはハーモニクス付与機能で、ゲインリダクションによって失われた高周波数を補うようにハーモニクスを追加することによって、くぐもりに輝きを加える機能といったところでしょうか。

評価

完璧なディエッサー プラグインの探求に終止符を打つとかなりの自信を感じさせるプラグインですが、筆者が最も印象に残ったポイントとしては業務上の使用を考えた際に、少ないパラメータ設定の吟味で効率化されているのにもかかわらず、小回りが利き、ピンポイントで精密に処理を行えるという点です。巷でも大変評価も高いT-De-Esser Proも処理を行う成分をより細かく設定して処理を行うことができましたが、入力信号の大小に依存するスレッショルドの設定、アタックリリースの設定、周波数帯域の設定等パラメータが多く、出来ることが多い分シーンによってはよりよい設定の選択に迷いが生じることもややありました。というのも入力信号に対してまずスレッショルドの設定をしコンプレッションの速度とSharpnessで削り方を設定をする過程の中で入力信号の大きさによっては削り過ぎてしまうといったことがあるため、オーディオをある程度のスパンで聴きながらオーディオとの兼ね合いで設定することが必要であったからです。

 それに対し、M-De-Esserはその過程の大部分がアルゴリズムによって行われるため、純粋にオーディオのゲインリダクションされている部分を聴きながら調整することができ、まさに何を取り除くのかに集中して作業ができます。(一方でそもそものアルゴリム設計が異なるので両者を優劣の文脈で語るのはナンセンスでしょう。ただし、T-De-Esser Proの方が芳しくない設定を行った時に過度にリダクションされてオーディオ品質に影響が可能性が高いように思われるといった意味でいうのであればアルゴリムによって任しているM-De-Esserの方がより望ましい効果に到達しやすく「わかりやすい」といえるかもしれません。M-De-Esserの方が、自分の手を離れて(内部処理でしょうか、これは少しシビアな見方によれは一長一短かもしれませんね。)どういう訳か上手くいった、設定を追い込んでいるうちに上手い設定に早く到達しやすい印象があります。)歯擦音を徹底的に除去するのかそれとも全体的なオーディオ文脈をしっかりと残して自然に抑えるかといった選択もワンボタンで選んでパラメータを調整するといった設計も非常に合理性を感じます。そのため、プロフェッショナルユースを想定したプラグインではありますが、非常に扱いやすく設計されているので、多くの人にとって使いやすさを実感できるプラグインとしての評価もできるかと思います。 総じて非常に精度が高く歯擦音などの問題箇所のみを改善できるだけでなく、全体的なオーディオの自然さをとるか、というオーディオの方向性に直結する重要な選択肢がボタンに置き換わっているなど、単に高性能・多機能にとどまらず、限られた時間の中で様々な処理可能性をどうUIに落とし込んでいくかといったところまでしっかりと考慮されています。

業務用、あるいは主力プラグインとして日々使用するツールとしての役割を果たすかという現場の実際を良く捉えて設計されているように思われ、そういった意味において極めて実践的なプラグインだと思いますね。




セール情報

これまでの傾向としてリリース時に割引率がやや高い傾向があるかもしれません。また、14日間の無料お試しも可能です。そして、同じディエッサープラグインであるT-De-Esserの無料版がリリースされているので製品を持っていない場合こちらも併せて使ってみるのも良いかもしれません。













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