【Review】MeldaProduction「MTurboAmp」レビュー(アンプシミュレーター&ディストーションペダルプラグイン・使い方・セール情報)

【Review】MeldaProduction「MTurboAmp」レビュー(アンプシミュレーター&ディストーションペダルプラグイン・使い方)

製品情報


ギターアンプとディストーションペダルの強力なコレクション
最もクールなギターアンプとディストーションペダルのコレクション。すべてのギタートーン調整フリークにとって、それは夢の実現です。当社のアンプを使用して、希望どおりに調整したり、メーカーでも作ろうとしないアンプを作成したりできます。制限はまったくありません。 




30 個以上のデバイス
MTurboAmp には、約 30 個のアンプ ヘッドと 12 個のディストーション ペダルが付属しています。しかし、私たちは新しいデバイスの開発をやめないため、この数字はリリースごとに常に変化します。 

詳細編集
MTurboAmp は、単純にアンプノブを回すだけでは終わりません。任意のモデルの内部にアクセスし、任意のパラメータの設定を変更できます。マウスは仮想のはんだごてです。EQ のベース周波数、範囲、ゲインを変更します。小さな調整が大きな違いを生み出す可能性があります。 

独自のアンプを設計する
また、独自のアンプやディストーションペダルを一から作成することもできます。古典的なデザインと、メーカーとは異なるやり方を考えてみましょう。想像力を働かせて、他にはないオリジナルのアンプを作りましょう。あなたの想像力を妨げるものは何もありません。 

コンポーネント
バーチャルアンプを作成するには、ハイパスフィルターとローパスフィルターを備えた 2 つの高度な 10 バンドダイナミック EQ (インおよびアウト用) を使用できます。しかし、アンプモジュール作成の核となるのは、最大9段階のディストーションクリエイターです。 

カスタムGUIデザイナー
アンプの制作にはきちんとした外観が必要です。伝統的な外観が好きでも、実験的な外観が好きでも関係ありません。カスタム GUI デザイナーを使用すると、任意のタイプのノブ、スイッチ、LED、スライダー、ボタンなど、任意のデバイスを作成できます。事前に設計されたものまたはインポートされたもの。あなたの選択。 

MCabinetとの組み合わせに最適
アンプヘッドやディストーションペダルだけではギタートーンが不十分な場合があります。適切なキャビネットがなければスタックは完成しません。MTurboAmp は、最先端のキャビネット シミュレーションであるMCabinetとともに使用するように設計されています。 

更なる製品情報はこちらも参照してみてください。

機能紹介・使い方


MeldaProduction「MTurboAmp」はアンプシミュレーターやディストーションペダルのシミュレーションプラグイン。現時点で約 30 個のアンプ ヘッドと 12 個のディストーション ペダルのモデルが収録されていますが、ライフタイムアップデートなので今後追加される可能性もあります。非常にUIはシンプルで、アンプやペダルのタイプやゲインの特性等に従って、左画面のプリセットリストから絞り込みをすることができます。とりわけこのデータベース構造が特に使いやすい訳でもありませんが、悪くありません。


このようにモデルによってそれぞれカスタマイズされたノブが用意されており、それぞれのパラメータをコントロールすることが可能。どれもサウンドの雰囲気が異なり音のバラエティは豊かな方だと思います。















ペダルも充実。




とここまでは通常のアンプシミュレーターと同様の機能になります。

ここからがMeldaProduction「MTurboAmp」の境地。先ほどアンプモデルをプリセットと称したようにEdit画面をのぞいてみるとわかるように全てのモデルは共通のパラメータコントロールによって作成されています。つまり、アンプモデルのモデリング設計を私たちがアクセスできてしまうということ。ここではインプットとアウトプットのEQが用意されておりこれは通常のEQですが、ディスクリプションページでは全てのアンプモデルの設計をいじることができてしまいます。ステージは最大9つ用意されており、デフォルトでは全てのステージがシリアルに配列されています。(トラックのエフェクトチェーンのように直列にエフェクトが処理されます。)しかし、位相スイッチの左にあるボタンを押すことで、そのステージをパラレルにすることができます。(アウトプットにそのステージだけ分けて入ってきます。)フィルター設定だけでなく、コンボリューションのデータをロードできたり、ディストーションもいくつかのモードが用意されているだけでなく、アナログ感の微調整や、第2、3、倍音(最大第5倍音まで)といったハーモニクスの付与具合まで細かく調整出来てしまうという非常に狂った設計になっています。


まとめ・評価

アンプやペダルモデルは現状約40種類と非常に多いというわけでもありませんが、それぞれのアンプを再設計できてしまうという狂気の仕様はディストーションマニアにとって、非常に魅力的です。アンプモデルをそのまま使う分には非常にシンプルで誰でも使うことができますが、エディット画面に至っても微調整をする分ではディストーションをある程度使ってきた人であれば、少しずつ慣れていくことでしょう。(どちらかというとここまでが最もボリュームゾーンの使用用途かもしれませんね。ここまでのユースケースであれば、アンプの操作とは若干勝手が違うものの、シンセパラメータをいじるのに慣れている人にとっては割とスムーズに使えると思います。ディストーション画面のEQがパラメータが多い割に全て数値なので、設定によっては削っているイメージがつかみにくいことがあります。)ハイがうるさい等、ディストーションの耳に障るような部分を微調整して、理想のサウンドを作ることができるといった点において、非常に高い柔軟性を兼ね備えている問えます。しかし、ディストーションを丸まる一から作り込むためにはある程度精通した人でないと思い通りにコントロールすることは時間がかかるかもしれません。長く使えば使うほどできることが増えていくという大きな可能性を秘めた非常に奥が深いプラグインだと思います。


セール情報


MeldaProductionは50%OFFが通常のセールなのでそれを超えるのは希少性が高いといえます。製品数も多いため目当てのプラグインが対象になっていたらそれを逃さないようにするとよいかと思います。