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【Review】UVI「Synth Anthology 3」レビュー(132のハードウェアシンセサイザーに基づくシンセコレクション・使い方・評価・最安値・セール情報)

2023年8月21日月曜日

DTM製品レビュー

【Review】UVI「Synth Anthology 3」レビュー(132のハードウェアシンセサイザーに基づくシンセコレクション、使い方、評価)



メーカー情報

数・量・質が充実のハードウェアシンセサウンドのコレクションです。洗練されたプログラミング、ハイエンドのアウトボード機器による丹念な収録、詳細なマルチサンプリング、完璧なマスター処理によってマッシブコレクションを実現しました。Synth Anthology 3は、132のハードウェアシンセサイザーから発した純粋でパワフルなサウンドを提供します。どの音色もその魅力を十二分に引き出すために市場で最高のハードウェアプロセッサーを通して処理をしました。 Oberheim SEMやARP2600などのクラシックアナログから、SynclavierやFS1Rなどのデジタルパワーハウス、OB-6、Prophet 6、Minilogueなどのモダンクラシックまで、すべてが精密なプログラミングとサンプリングによって、実機ハードウェアのありのままの質感を有します


その他詳しい製品情報はこちらも参照してください。

Synth Anthology 3


機能紹介

UVI「Synth Anthology 3」はハードウェアシンセに基づくシンセ音源コレクション。エミュレーションではありませんと明言されているように単に再現するだけでなく、それを素材として音を作っていくことを想定されたライブラリです。
ソフトウェアエミュレーションが進化した現在でも、実物のハードウェアシンセから出るサウンドにはそれでしか得られないものがあります。アナログボイス間の微妙な差異から様々なフィルター処理の手法によって、そのサウンドは形成されます。そこには確たるキャラクターとエネルギーがあります。Synth Anthology 3はハードウェアから出力したサウンドを扱うことで、その魅力を損なうことなく、実機に忠実な音色を実現します。そして最先端のソフトウェアインストゥルメントの優位点をもたらすことで、ハードのサウンドを持つモダンインストゥルメントへと昇華することに成功しました


UVI「Synth Anthology 3」は容量としては14.47GBのサイズとなります。(FLACロスレス圧縮済、非圧縮WAVサイズは29.84GB)
最近の三桁を超える音源と比べると扱いやすさを感じます。3554音色プリセット(132のハードシンセよってデザインされた3435音色パッチを含むということです)、30331サンプルとなっており、サンプルベースのシンセ音源になります。
収録されているモデルは以下の通り。


Access Virus C • Akai AX80 • Alesis Andromeda • Alesis Fusion • ARP 2600 • ARP Chroma Polaris • ARP Odyssey • ARP Quadra • Casio CZ-1 • Casio VZ-1 • Casio HZ-600 • Casio VZ1 • Cavagnolo Exagone • Clavia NordLead • Clavia NordLead 3 • Crumar Spirit • Dave Smith Prophet 6 • Davoli Davolisint • Dotcom Modular • Elka EK44 • Elka Synthex • EML ElectroComp 101 • EML SynKey • EML Synthi AKS • Emu Emax • E-MU Emulator 2 • Ensoniq ESQ-M • Ensoniq Fizmo • Ensoniq SQ80 • Ensoniq VFX • Fairlight CMI IIx • Formanta Polivoks • JEN SX1000 • Kawai K3 • Kawai K4R • Kawai K5000 • Kawai Synthesizer-100F • Korg 800DV • Korg DS8 • Korg DSS1 • Korg DW8000 • Korg M3 • Korg Minilogue • Korg MS20 • Korg MS-50 • Korg M1 • Korg Polysix • Korg Prologue • Korg PS3100 • Korg PS-3200 • Korg 01RW • Korg Triton • Korg Wavestation • Korg X3R • Mellotron M400 • M-Liberation • M-Memory • M-Mini • M-Modular 3p • M-One • M-Poly • M-Sonic Six • M-Source • M-Subsequent 37 • M-37 • NED Synclavier 2 • Novation Basstation 2 • Novation Peak • Novation Nova • Novation Ultranova • Oberheim Matrix 6 • Oberheim Matrix-12 • Oberheim OB6 • Oberheim OB-X • Oberheim SEM • Oberheim Xpander • OSC OSCar • Powertran Transcendent 2000 • PPG 1020 • PPG Modular • PPG Wave 2.3 • RLD D-110 • RLD D-Fifty • RLD Fantom-G6 • RLD JD800 • RLD J-6 • RLD J 60 • RLD JD-990 • RLD J 106 • RLD Jup 4 • RLD Jup 8 • RLD JX8P • RLD SH-5 • RLD System-100 • RLD System-700 • RLD 3o3 • RLD VP330 • RSF BlackBox • RSF Kobol • RSF Modular • SCI Prophet 5 • SCI Prophet VS • Seiko DS301 • Siel DK80 • Sequential Circuits Six-trak • Studio Electronics ATC • Studio Electronics Boomstar 5089 • Studiologic Sledge • Teenage Engineering OP-1 • Teenage Engineering OP-Z • Teenage Engineering PO-14 • Teenage Engineering PO-16 • Vermona Synthesizer • Vermona Tiracon 6V • Waldorf MicrowaveXT • Waldorf Pulse • Waldorf Pulse 2 • Waldorf Q • Waldorf Wave • Waldorf Quantum • Yamaha AN1X • Yamaha CS-80 • Yamaha CS20m • Yamaha DX7 • Yamaha DX100 • Yamaha FS1R • Yamaha SY-2 • Yamaha SY77 • Yamaha SY22 • Yamaha V50 • Yusynth

デジタルシンセ系でここまで収録されているシンセ音源はそう多くはないので結構貴重です。Kawaiiといった日本製のものをしっかりとカバーしてくれているのが良いですね。

音色カテゴリーごとのプリセットセットの他に、実機ごとのプリセットセットでソートされているので、データベース化されている構造ではないものの使いにくさはほとんど感じません。このように様々なカテゴリーごとに階層構造になっているので、割に使いにくさはあまりないといったところです。




ロードもほとんど時間がかかりません。プリセットをロードするとオシレータ画面で、メインのハードウェアシンセに基づくオシレータ(これは細かい設定はいじれません。)と様々な実機に基づくサブオシレータをロードすることが可能。(このプリセットはスライダーでハードウェアカテゴリーごとにまとめられています。)この組み合わせが自在といったところがなかなか面白いところでしょうか。

エディット画面ではまた同様に2つのオシレータに対して、ピッチの設定が可能。ステレオコントロールもできます。ビブラートやトレモロといった操作もできますが、シンセをいじっているというよりは音源にたいしてエフェクトを挿すような操作感といえます。



Amp、ベロシティ、フィルターといったおなじみの設定をMain Subの2オシレータに対して設定することが可能になっています。これらのパラメータはCCコントロールによってリアルタイム制御が可能になっています。


LFOも用意されています。波形の種類は多い訳ではないですが、ボリューム、フィルター、ピッチ、パンに対して2つのオシレータそれぞれにモジュレーションをかけることができるようになっています。



エフェクトに関しては注目に値します。通常のエフェクトの他、Sparkverb、ThorusといったUVI製品にちなむエフェクトがここで使用できるようになっています。ビットクラッシャーはシンプルですが、この音源のレトロな雰囲気を醸し出すシンセサイザーの音色に非常にマッチするため、非常に良いチョイスのエフェクト。




アルペジエータも搭載。標準的なものですが、それぞれのオシレータに対して設定をすることが可能。




評価・まとめ


パラメータがいくつか用意されているものの実機のサンプルに基づく微調整がメインなので、どちらかというと音源として考えた方が良いと思います。肝心の音に関してはしっかりと立体感の感じられる収録ですが、音色の傾向としてはアグレッシブなサウンドというよりは楽曲にそのまま投入できそうな上手くまとまった音色が多いといった印象で、まさに使える音を詰め込んだような実践向きのシンセ音源ライブラリ。例えばMoogシリーズでもMiniのようなものであってもざらつきとパーカッシブ感、しっかりと前に出てくる音像や存在感がありますが、実機の向こう見ずで設定によってはノイズ一歩手前のようなサウンドではなく、わきまえたサウンドといったところでしょうか。オシレータは設定をいじるのではなく、既にセットアップされたものを選ぶといった形式なので、シンセサイザーの音作りをさほどしないといった人で使いやすいように設計されています。電子音楽でノブを動かしてといったライブパフォーマンスのためのものではなくどちらかというと商業音楽に向いていてポピュラー音楽向けだと思います。

10GBほどでこれだけの音源がまとまっているといった意味では小回りも聞いて使いやすさが感じられます。シンセをいじって新しい音を開拓するといった用途ではおすすめはできませんが、網羅性が非常に高いので、作曲に使用する業務用ツールとしては優秀です。シンセエミュレーションとの二刀流として使うといった使い方もなかなか良さそうな便利な音源だと思いますね。


セール情報についてこれまでの傾向

時折50%OFFに近い割引をすることもあるようですが(単品の最安値は50%OFF)、セール頻度はそこまで多くありません。また、UVI正規代理店で大きな割引をすることもあるので定期的にチェックすると割引されているといったことがありますね。







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