【Review】Softube「Dirty Tape」レビュー(サチュレーション&ディストーションプラグイン)



【Review】Softube「Dirty Tape」レビュー(サチュレーション&ディストーションプラグイン)


メーカー情報



絶賛された Tape、Tape Echoes、Harmonics、Saturation Knob プラグインのスウェーデンのディストーション マスターとメーカーから、 Dirty Tapeが登場します。ダーティで野蛮な音質をキープしたい時に必要なテープエフェクトです。Dirty Tape は、トラックにロードした瞬間から温かみのあるアナログ ヴァイブスを提供します。激しい歪みとサチュレーションが可能なDirty Tape は、サウンドに微妙な質感と動きを追加することもできます。トラックのフォト フィルターのように、Dirty Tape は静的で退屈な状態から生き生きとしたカラフルな状態へと瞬時に変化させます。






特徴
  • Softube クオリティのサウンドを備えたテープ ダート マシン エフェクト
  • サンプル、インストゥルメント、またはビートに温かみのある忠実度の低いバイブを追加
  • テープ、テープエコー、ハーモニクス、サチュレーションノブのメーカーから
  • サンプル、楽器、ビート作成に最適なリアルなテープ FX
  • テープ、テープエコー、ハーモニクス、サチュレーションノブのメーカーから
  • 温かみのあるビンテージなローファイ モジョをトラックに即座に適用
  • たった2つのノブですべてのエフェクトをコントロールする使いやすい
  • Softube Tape Echoes の Dirt および Drive セクションから派生
  • スーパーディストーションとサチュレーション、または微妙なテクスチャの追加
  • ランダムピッチモジュレーションからフラッター、ワウ、ドロップアウトまで幅広いエフェクトを搭載
  • 通常のステレオで作業するか、デカップリング モード (デュアル モノ) を使用して、ステレオ イメージのバランスにさらに影響を与えます。
  • Low Cut Filter を使用してローエンドのゴロゴロ音を減らし、ローファイなバイブを増やします
  • Softube 拡張機能でダイナミクスをさらにコントロール

機能紹介


Softube「Dirty Tape」は非常にシンプルな設計になっています。一画面完結型です。




Softube Tape Echoesに基づくDirt および Drive コントロールノブがメインのパラメータ。Driveはサチュレーション系の音が飽和していくノブ。レトロな歪み、飽和といった印象。Dirtは所謂テープエフェクトです。ピッチ変調、クロストークから、フラッター、ドロップアウト、ワウまで用意されています。

ステレオ モードには二種類用意されおり、通常のステレオモードとデュアル モノの2パターンが用意されていて、ステレオ イメージのバランスに関係するノブです。。ローカットフィルターローエンドの調整によって、Lo-Fiの雰囲気を高めます。





まとめ・評価

非常にシンプルな設計ですが、テープ系のモジュレーションエフェクトが用意されているので積極的に音を加工できる印象があります。サチュレーションあるいはディストーションの音の傾向は、過度に歪みすぎることがなく、音が飽和しすぎることによって音像の解像度が悪くなってしまうこともなく、非常にマイルドなサチュレーションがかかります。かといって(UAD製品のような)音の粒までみえるほど繊細にかかるといったわけでもなく、汚れ過ぎず、神経質すぎず、バランスの良い度合いでサチュレーションがかかってくれるので、非常に汎用性が高いといえます。(別の言い方をするならば、心地よく聴こえるように練られた当たり障りのないサウンドでやや優等生的なところがあるかもしれませんが、しっかりと非デジタル的な質感が感じられます)ヒップホップやLo-Fiスタイルの作品に使用する上で、スタンダートで、丁寧なサチュレーションをかけられるこのプラグインは癖がなく出番が多いといえるかもしれません。