【Review】Rhodes「Rhodes V8 Pro」レビュー(Rhodes MK8を公式にエミュレートしたエレクトリック ピアノ音源・使い方・評価・最安値・セール情報)


【Review】Rhodes「Rhodes V8 Pro」レビュー( Rhodes MK8 を公式にエミュレートしたエレクトリック ピアノ音源・使い方)


デモを使用してみて良い感触でしたので導入しました。

メーカー情報



定評ある Rhodes MK8 エレクトリック ピアノの神聖なサウンドと感触を、あらゆるレコーディング スタジオやライブ パフォーマンスで初めて指先で体験できるようになりました。V8 は、深くマルチサンプリングされ、モデリングされた Rhodes MK8 の超リアルなバージョンで、主力エレクトリック ピアノのニュアンスとキャラクターをすべて捉えています。Rhodes の名を冠した唯一の公式ソフトウェアである V8 は、時代を超越した美しさの「真の Rhodes Sound」で自分たちの作品を強化したいミュージシャンにとっての最終目的地です。


 V8 仕様に加えて、V8 Pro には以下も含まれます。

  • 100 のファクトリープリセット、72 のファクトリープロファイル
  • 108 アーティスト プリセット、66 アーティスト プロファイル
  • ユーザーが編集および保存できるプリセットとプロファイル
  • 複数の設定にわたってノートごとに正確にコントロールすることで、楽器のトーン、音色、感触をカスタマイズします。
  • オリジナル録音の合計サイズ: 約 ディスク上の合計サイズ 60 GB (ロスレス データ削減後): 約 60 GB 22GB

 

完全な仕様とシステム要件を表示する

特徴

  • VCAモデルのコンプレッサーと4ステージステレオフェイザー
  • オートワウエフェクトのエンベロープコントロール
  • バケット・ブリゲイド・モデリング・ディレイとステレオ・コーラス 
  • マイク/アンプ/キャビネットのシミュレーション

引用元:Rhodes V8 Pro

Rhodes V8とRhodes V8 Proの機能の違い(エディションの違いと比較)

Rhodes V8とRhodes V8 Proの2種類のエディションが用意されています。Rhodes V8はRhodes V8 Proの機能制限版とも言え、一部の機能が使えなくなっています。手元にPro以外がないので正確な確認できませんが、サンプル数は同じで機能が制限されているようです。

UIも右端の画面が表示されていません。

内部エフェクトも黒かけで操作できないパラメータが用意されています。


詳しくは下記の公式ページも確認してみるとよいでしょう。

Rhodes V8エディション比較


機能紹介・使い方


Rhodes「Rhodes V8 Pro」はRhodesから発売されているエレクトリックピアノ「Rhodes MK8」 のエミュレーションプラグイン。



 内蔵 VCA アナログ コンプレッサーと低ノイズのアナログ タイプのステレオ バケツリレー エフェクト (コーラス、フェイザー、ディレイ) が搭載されています。

Rhodesが独自に設計したカスタム MK8 アナログ プリアンプも実機に搭載されています。



これらを再現しようとしたのが、Rhodes「Rhodes V8 Pro」であり、サウンドはサンプリングによって収録されており、モデリングと組み合わされているライブラリですメイン画面はシンプルなエレクトリックピアノのUI。プリアンプ、EQ、コンプ、コーラス、フェーザー等、よくあるコントロールが用意されています。革新的で非常に注目できるのはVari Pan機能。これは実機のRhodes MK8にも用意されている機能です。良く知られているRhodes Suitecase Pianoは、左右に音をモジュレートするクラシックなステレオ・パンニング・エフェクトが搭載されているのですが、MK8ピアノでは、このパンニング・エフェクトが、クラシックなパンニングだけでなく、リング・モジュレーションやシンセサイザーのようなテクスチャーを含むモジュレーション機能が搭載されています。左側と右側の2つのライトは、左側と右側の出力チャンネルの間の出力音の現在の位置を表しています。このノブがなかなか面白い。ビットクラッシャーではないですが、シンセサイザーのテイストがサウンドに加わります。それでいながらサウンドは非常に有機的です。


と、ここまでは通常のエレクトリックピアノ音源と機能としてはそう変わるものではないのですが、さらにいくつかの拡張パラメータが用意されています。チューニングメカニカルノイズ、ペダルなど、マシンの状態をコントロールするパラメータが用意されています。Timbreは音色に関わるパラメータ。また、アンプキャビネットの複数から選択できるだけでなく、マイクも2種類用意されています。

極めつけは鍵盤ごとのパラメータコントロール。恐ろしい機能ですが、鍵盤事に、ダンパー、等の設定を全て設定することができます。4色のレーンが用意されており、それぞれパラメータコントロールができるようになっています。

レベルは、単にdB単位のゲイン量をカスタマイズし、ピックアップ距離が音色に影響を与えることなく音量を調整できます。ダンパーは、ノートのダンパーがタインにどれくらいの力で作用するかを決定します。 -100%ではダンパーが最も強力に作動し、キーを離すとノート音が即座に止まります。 +100%では、ダンパーが弱く、キーを離してもノート音が鳴り続けます。Fine Pitchを使用すると、タインを最大25セントシャープまたはフラットな位置に微調整できます。 Tmbreは音色に関するパラメータ。ックアップ位置をタイの端との関係で調整し、タイの高さをピックアップとの関係で調整します。 レベルが高い場合(50など)、より多くのハーモニクスが発生し、より明るくホットな音になります。つまり、鍵盤事に音色を変えられるわけです。

そのため、音をエレクトリックピアノとは思えないような電子音に加工して独自の楽器を作ることも可能。プリセットも用意されており、非常にアヴァンギャルドなプリセットも用意されているので、楽器の再現のその先すらも見据えています。







まとめ・評価


Rhodesが公式でリリースしたエレクトリックピアノ音源ということで自身が非常に伝わってきます。一台で実質的な総容量は約60GB(ロスレス圧縮によって約20GBほどに収まります)と他のどのエレクトリックピアノ音源の情報量を遥かに凌駕しています。マシン特有のノイズが細かく収録されていて、まさに機械の細かな動きが恐ろしいほどに感じられるといった印象です。まさに機械をマニピュレーションしている感覚。パラメータ設定ごとに音色の異なるリングモジュレーションのようなリアルな金属質なノイズが再現されています。UIの拡大が自由にできるので問題ないのですが、デフォルトの文字がやや小さいので拡大必須かもしれません。

これまで様々な他社の公式エミュレーションプラグインを使ってきましたが、ここまで飾りなく、再現したのはそう多くないと思います。一方で、オリジナルのサウンドの特性に忠実というのもあるのでしょうが、楽音以外の音の情報量が多く、サウンドはややもすれば曇りぎみになることもあり(内部設定の調整あるいは外部エフェクトでしっかり調整すれば全く問題ないのですが、パラメータが多いだけに少し手間を感じます)、ややコントロールが難しいといった印象です。そのため、ミックスに混ぜる時にミックスに応じてしっかりと調整をしないと収まりにくいと思います。一方でトーンコントロールの自由度が高いので、作り込みの可能性も非常に高いといえます。そのため、少し上級者向け(というのでしょうか?)のエレクトリックピアノ音源だと思います。ただし、コントロールできる人にとっては代替えの効かないほどに再現度と機能のそろった強力なエレクトリックピアノ音源の一つとなるかと思いますね。実機に搭載されているVari Pan機能がエレクトリックピアノの音色だけでなく、シンセサイザー的なサウンドにまで拡張してくれているという点も功を奏しているといえるかもしれません。また、個々のエフェクトもモデリングによって、他のアナログエフェクトエミュレーション専門のメーカーに引けを取らないほどの質感が再現されています。
また、これほどの著名なメーカーでありながら、無料でトライアルができるようにしてくれているのは非常にありがたいことで自身の表れともいえるかもしれませんね。セールはあまり頻度が高くないこともあるので、セールを狙うのは少し難しいかもしれません。

Rhodes V8 Pro

セール情報



最安値は30%OFFです。→現在ブラックフライデーとして50%OFFまで下がりました。。セール期間が短いことが多いので定期的にチェックしてみてください。
また公式サイトで無料試用ができるのでチェックしてみてください。

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