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【Review】Pulsar Audio「MASSIVE」レビュー(パッシブEQ、Manley Massive PassiveEQのアナログエミュレーションプラグイン、使い勝手等)

2023年8月27日日曜日

DTM製品レビュー

【Review】Pulsar Audio-「MASSIVE」レビュー(Manley Massive PassiveEQのエミュレーション・パッシブEQ、使い勝手等)


話題になっていたのでこの度導入してみました。

メーカー情報

Pulsar Massiveは、世界中のほぼすべてのマスタリングスタジオに存在するManley Massive Passive*EQのエミュレーションです。このマシンは、過去70年間で最高のパッシブイコライザーを合成したものとして設計されており、設計のいくつかの特徴により、非常にユニークなサウンドが得られます。まず、EQの完全並列トポロジーは、同じ設定のデジタルイコライザーに対してまったく異なる種類の応答を提供します。パラレルイコライザーの色調補正は累積的ではありませんが、相互に作用する傾向があるため、周波数スペクトルをより直感的かつ流動的に形成できます。これに加えて、元のハードウェアのイコライゼーション回路全体がパッシブであるため、いくつかのインダクタがあります。これらのインダクターは、特にメーカーによって機械加工され、巻かれていますが、それらがもたらす磁気飽和により、クリーミーで非線形の有機的な音を生み出します。


引用元:Pulsar Audio 

機能紹介

 パッシブイコライザーである「Manley Massive PassiveEQ」のエミュレーションプラグイン。トランジスタやICを利用したアクティブイコライザーとは異なり、コイルとコンデンサによる共振やオーディオトランスの昇圧&降圧による増幅、減衰で処理します。そのため、ゲインを上げてもノイズが乗らないといった特徴があります。

プリセットも充実しています。楽器ごとにプリセットが分けられているのが使いやすいと思いますね。(アーティストごとに分けられたプリセットだと探すのに苦労すると思うのです)

なんとLRとMSが用意されていてそれぞれのチャンネルを個別に設定することができます。LRの場合、左のノブセクションがL用右がR用といったところですね。(個別設定だけでなく2つのチャンネルのリンクもできます)さらにそれぞれのチャンネルでアナライザーが表示されます。どちらかのチャンネルのパラメータを動かすと瞬時にそのチャンネルに対するEQ画面に変わるので大変便利。(どちらのチャンネルをいじっているのかわからなくなりそうなときはありそうかもしれませんね)

もちろんノブだけでなく、アナライザー上で点を上下することもできます。ホイールでQ幅を変えることができるのも良いですね。iZOTOPE「Neutron」等ではおなじみの操作です。

トランス回路が2種類用意されているのでしっくりこないときにマイナーチェンジで切り替えることができます。
EQ後にラウドネスを保つことのできるオートゲイン機能も用意されています。また、地味に便利なのがロック機能。右に鍵が表示されているパラメータはプリセットを変えてもその値が保持されます。

また、4バンドをそれぞれシェルフ・ベルをワンスイッチで切り替えることができるのも大変便利かと思います。バンドのオンオフもバイパスも一通りそろっています。ここは外せませんよね。ハイパスローパスもノブでササっとスイープして設定可能。ドライブをいじるとおなじみの歪みが生まれますが、ロック的なドライブではなく、砂っぽくなります。ブーミーなキックも作れます。きめ細やかで自然。MSそれぞれ独立してかけられるのが良いですね。

評価


まず使いやすさが際立っています。他のデジタルEQと同じような操作でアナログ系EQを操作できるので、アナログ系エミュレーションEQだとなんとなくイメージが湧きにくいというユーザーには大変使いやすいものかと思います。デジタル系で慣れている人がアナログを試してみるという際には良い選択肢かと思います。

また、パッシブEQの特色でもあるのですが、このEQはほかのアクティブEQやエミュレーションEQ等と比較した際に、ヒップホップやファンク的な素材そのものが加工されて潰したような均質的なざらざら感が加わるのではなく(定番どころでいうと1073コンソールエミュレーションのWaves「Scheps 73」のようなものを想定)、どちらかというと付加されるようなざらつきがついてサウンドに存在感と芯、広がりが生まれる感触。物足りなさを埋めてくれます。音像はあくまで芯が残りクリア。かといってデジタル特有の無機質なクリーンすぎる感触もないのでドラム等を自然に際立たせるのに最適です。コンプレッサーでバキッとさせる感覚にどこか似ています。そのため、想像以上に現代的なニーズにピッタリで使いどころが多く大変便利です。ここまでくるとバンドの数がさらにほしくなります。(それはコンセプトと大きく外れてしまうことにもなりますが)

ジャンル問わず汎用性の高さが良いですね。ポップスやフューチャー系に良いかもしれませんね。また、パンチを加えるのにも最適ですね。





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