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【Review】ujam「Virtual Drummer DEEP」レビュー(フレーズ生成機能搭載型ドラム音源、使い勝手、他の音源との比較など)

2021年1月22日金曜日

DTM製品レビュー

【Review】ujam「Virtual Drummer DEEP」レビュー(フレーズ生成機能搭載型ドラム音源、使い勝手、他の音源との比較など)


ujam「Virtual Drummer DEEP」レビューです。ファンクということで迷わず導入しました。

メーカー情報

DEEPはUJAMで最も元気なドラマーであり、SoulやFunkなどの伝統的なジャンルの肩の上に立っており、現代的なスタイルと時代を超えた未来のクラシックにしっかりと目を向けています。




DEEPには、インストゥルメントごとに最大60のベロシティレイヤーが付属しています。UJAMの動的ラウンドロビンアルゴリズムによるハイパーリアリズムにより、ドラムは本物のように聞こえます。すべてのサウンドは、ビンテージとモダンの両方のダイレクトマイクを使用して録音されました。オーバーヘッドマイクとルームマイクのステレオペアのおかげで、完全なミックスの自由が得られます。


特徴
  • 690のドラムパターン、70のサウンドデザイナープリセットを備えた30のスタイル
  • 5つのドラムキット、6つのミックスプリセット
  • 詳細なノート編集のためにフレーズをDAWにドラッグアンドドロップします
  • 「グリット」と呼ばれるレトロなモーフコントロール

機能等

ujamのドラム音源はGM配列のドラムキットに加え、高音域にフレーズスイッチ(白鍵:ループフレーズ、黒鍵:フィル)がアサインされています。全てのujamドラムに言えることですが、白鍵の入力中にフィルのキースイッチを入力するだけでフィルが始まってくれるのは便利ですね。
つまり、通常のドラム音源としても使えるようになっています。

この音源には、下画面のファクトリープリセットをみるとわかるようにファンクやソウル以外にも様々なプリセットが用意されています。この音源はまず、ジャズやブラックミュージックから派生したジャンルには最適だといえますね。RnB、クールジャズやラウンジのおしゃれ系にも。


基本的にパワフルな音源なのですが、快活なポップミュージックにもピッタリです。ロックやパンクでもポップよりならば十分射程圏内だと思います。思ったよりも汎用性が高いのが特徴です。また、この音源意外にヒップホップやブレイクダンス系にも最適です。





中央のパラメータはujamおなじみお手軽サウンドエディットで、左右で赤、黄色に色分けされています。左側のドラムキットはアタックの長さやコンプのかかり具合の異なる5つのキットが用意されています。サウンドとしては「Wide」ならHighが突き抜けて出てたり、「Short」ならばHighを削っている(?)など文字通りの雰囲気を表したサウンドキットです。
Gritノブは砂ということでサウンドにざらめきを与えるノブのようです。良い感じで生々しすぎるサウンドをMixになじませてくれる雰囲気のアナログ系のパラメータだと思います。

左側のMixPresetはリバーブやサチュレーションプリセットを選べるエリアです。Lofiを選択すると絵にかいたようなヒップホップブレイクダンスのビートになります。beatmaker Dopeというujamのヒップホップ向け音源がありますが、あちらに近いニュアンスの印象を受けつつも、電子音的加工を施されていないこの音源は、サウンドにより生の空気感が残っている感じがします。ともあれ、ヒップホップ系にも対応できるのはなかなか便利。MixプリセットはAmountノブでコントロールできます。



またキットをもっといじりたい人向けに下部のInstrumentエリアにてそれぞれのキットパーツは5種類(A-E)のサウンドからカスタムチョイスできるようになっています。そして、ディケイやピッチ等をそれぞれ設定することができます。

そしてこの音源はアンビエンスマイクの収録として、オーバーヘッドとルームマイクのMixを調整することができます。どちらかのみ選択することも可能。最大60のヴェロシティレイヤーがあるとのことでかなり良い感じの響きがしますが、この手の音源にしては意外に軽く容量をさほど喰うこともない音源です。(不思議)サンプルはブラックボックスなのでどう収録しているのかわかりませんが、恐らく1キットのサンプルを丁寧に収録してエフェクトで様々なキットを用意しているのかもしれません。

フレーズの特徴

他のujamドラム音源と同じ使い方で、鍵盤上部のスイッチをドラッグアンドドロップするとMIDIエクスポートできるのも同様。

注目すべきは、「Virtual Bassist Dandy」というujamベースの姉妹製品と完全連携されていること。フレーズパターンのプリセットであるスタイルプリセット名が対応しており、そのまま重ねるとベースとなるリズムトラックがほぼ固まるようになっているのは便利ですね。

筆者も既入手済みなので試しに重ねてみてみましたが、普通に重ねるだけで、そのままでも違和感の全くないベースソロ+ドラムセクションができてしまい任意のフィルを挿入したり、スタイル内のフレーズを変えられるのでかなり便利。
ちなみに異なるプリセット同士でも組み合わせで合うものが結構あります。(合わないものもあります。)ファンク等ベースが柱となり重要なジャンルではなおさら使えます。持っているとプラスになることは間違いなさそうです。




ポップに関しては普通にポップミュージックで頻出の2ステップ系フレーズまで広くカバーしているので正統派クラシカルなバンドポップスには最適なチョイス。パンクでも良く聞くパターンもありました。洋楽のポップバンドサウンド等。全体的に違和感のある?なフレーズはほとんどないのでかなり汎用的に使える部類です。



そして、ヒップホップ系は汎用性が高くかなり使えそうなものがそろっているので、そのまま使っても、あるいはMIDI出力して組み立てるだけでオリジナルのヒップホップビートが出来上がります。
そして意外に良い感じなのがジャズ。ワルツから通常のスイング、シャッフルまで用意されているので結構便利。ファンクやソウルはお手の物といったところでしょうか。この2つはujamにしては結構攻めた音作りとパターンのものもあり面白いです。バラードなども入っています。また、例によって、Micro Timingによって跳ね具合(イーブンのものをスイングに変えられます)や前ノリ後ノリのパラメータが調整できるのでグルーブ感を出すのは簡単です。


評価

元気なノリの良い音楽作る人にはとてもおすすめできます。電子音メインの音楽というよりも正統派のしっかりとしたインスト系を作る人はかなり使いやすい音源だと思います。ジャズや伝統的な洋楽や正統派のバンドサウンドにもピッタリ。アニメソングのようなライトなサウンドの商業音楽だとややドラムサウンドが硬派でしっかりしすぎている印象を受けるかもしれません。後はメインターゲットであろうブラックミュージック全般です。
ロックやメタルのドラム音源は多いですが、それ以外の生楽器系のポップスに最適化されたドラム音源はなかなかありそうで少ないので結構貴重ですね。 





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